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早くも黄信号が灯った有力国も? 序盤から波乱含みのカタールW杯欧州予選

text by 編集部 photo by Getty Images

ノルウェー対トルコ
【写真:Getty Images】

 欧州では今回のインターナショナルウィークより2022年カタールワールドカップに向けた予選が幕を開けた。まだ各チーム1試合から2試合を消化した段階だが、序盤から早くも窮地に立たされる有力国も出始めている。

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 本大会出場経験のある国の中でも特に苦しいスタートとなったのは、2002年日韓大会以来の出場を目指すアイルランド代表。初戦でグループAのライバルとなるセルビア代表に逆転負けを喫したのに続いて、27日の第2戦では確実に勝たねばならないホームでのルクセンブルク戦に0-1でまさかの敗戦を喫してしまった。元ジュビロ磐田のMFロドリゲスが殊勲の決勝点を挙げている。

 ドラガン・ストイコビッチ新監督率いるセルビアはアイルランド戦の勝利に続いて欧州王者ポルトガル代表とドロー。セルビアとポルトガルが勝ち点4を獲得しており、2連敗で勝ち点0のアイルランドは早くも厳しくなってきた。

 グループGではトルコ代表が快調。ベテランFWブラク・ユルマズのハットトリックなどでオランダ代表を破った初戦に続いて、27日の第2戦では上位争いのライバルとなるノルウェー代表にもアウェイで3-0の勝利を飾った。同じグループではモンテネグロ代表も、格下相手ではあるが2戦2勝を記録している。

 各グループから本大会にストレートインできるのは首位チームのみ。2位チームはプレーオフに回り、3位以下は敗退となる。このままトルコが好調を維持すれば、オランダとノルウェーの少なくともどちらか一方はプレーオフにすら進めず消えることにもなりかねない。過去3度の準優勝を誇る強豪国だが前回大会出場を逃したオランダ、FWアーリング・ブラウト・ハーランドやMFマルティン・ウーデゴールなどのスター選手が出てきたノルウェーは、どちらも本大会で見てみたいと望むファンが多いチームかもしれないが…。

 初戦では前回ロシア大会準優勝のクロアチア代表がスロベニア代表に敗れて黒星発進という波乱も起きていたが、第2戦ではクロアチアはキプロス代表に勝利を収めて1勝1敗としている。ホームでのドロー発進となった世界王者フランス代表やスペイン代表も、現地時間28日に行われる第2戦で初勝利を狙う。

【了】

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