【写真:Getty Images】
2022年ワールドカップ欧州予選のセルビア代表対アイルランド代表戦が現地時間24日に行われ、ホームのセルビアが3-2で勝利を収めた。勝利の立役者となったのは、交代出場から2得点を挙げたFWアレクサンダル・ミトロビッチだ。
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この試合は、日本でのお馴染みのピクシーことドラガン・ストイコビッチ監督の初陣でもあった。ストイコビッチ氏は今月から母国セルビア代表の新監督に就任。ワールドカップ予選の同じグループには欧州王者ポルトガル代表も入っていることを考えれば、ホームにアイルランドを迎えた一戦は勝ち点3の獲得がほぼ必須といういきなりのビッグマッチだった。
前半はアイルランドが18分に先制点を奪ったあと、40分にフィオレンティーナの21歳FWドゥシャン・ヴラホビッチが決めてセルビアが同点。そして後半には、ピクシーの采配がズバリ的中することになった。
フラムに所属するミトロビッチは昨季のチャンピオンシップ(イングランド2部)で得点王に輝き、セルビア代表でも通算36得点を挙げていた中心選手。だがチームがプレミアリーグに昇格した今季は9月の第2節リーズ戦で2点を挙げて以来無得点という不振に陥っており、今回の代表メンバー入りを疑問視する声も上がっていた。
だが63分から交代で投入されたミトロビッチは、ストイコビッチ監督の起用に見事に応えてみせた。出場からわずか6分後、味方選手からのパスを受けて敵陣内右側に侵入すると、まだ距離のある位置だったがGKのポジションを見極めて絶妙なループシュート。鮮やかな弧を描くボールでチームを逆転に導いた。
ミトロビッチはこの数分後にもヘディングで決勝点となる3点目のゴール。セルビア代表での通算得点数もこれで38点となり、旧ユーゴスラビア代表も含めた歴代1位タイに浮上することになった。