【写真:Zoom会見のスクリーンショット】
日本代表は30日に行われるカタールワールドカップアジア2次予選のモンゴル代表戦に向け、合宿を続けている。27日には横浜F・マリノス所属のDF畠中槙之輔がオンラインでの取材に応じた。
【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
吉田麻也と冨安健洋がセンターバックで先発し、3-0で快勝した25日の韓国代表戦は出番なし。それでも畠中は「外から見ていても、出ている選手の気持ちはすごく伝わってきました」と語った。
「試合前に話していた球際だったり、粘り強さだったり、勝利にこだわる気持ちだったりは、本当に強く感じられた試合でした。自分もあのピッチに立ちたかったなとすごく思いました」
2019年から継続的に日本代表に呼ばれている畠中だが、まだ吉田や冨安の壁は高い。イタリア・セリエAでプレーする2人と他のセンターバックたちとの間に、簡単には埋められない実力差がある。畠中も「やっぱりレベルとしてはまだまだ全然追いつかないですけど、それでもお手本としてやっていくことは必要だと思います」は前向きだった。
「彼らから学ぶことは本当にすごくたくさんあります。今回の代表合宿だけでなく、マリノスに帰ってからも自分がしっかりそこ(吉田や冨安のレベル)をイメージしながらプレーすることで、また成長につながると思う。そこはとても意識してやっています」
海外組のアタッカーたちと練習などでマッチアップし、吉田や冨安らのプレーも見ながら「球際の厳しさだったり、相手との駆け引きはすごく学ぶことが多い」という。畠中は「麻也くんとかは特にキャプテンシーというか、チームのモチベーションを上げる一言二言だったり、気持ちをまとめることがすごく上手」とキャプテンにも心酔している。
もちろん「ビルドアップで相手のタイミングをずらしたり、前進する時のボール運びとかは自分の中では通用していると思う」と畠中には自分の強みを発揮できている手応えもある。今後は他のDFたちと比べて劣っている要素を伸ばしながら、センターバックとしてより総合力の高い選手になることが日本代表での地位を高めることにつながるはずだ。
「Jリーグでは本当に負け知らずになるくらい、絶対に負けないという気持ちでやらなければいけないのは当然あります。幸いなことにJリーグにもトップレベルの外国籍選手たちがいるので、その選手たちとしっかり戦って、圧倒できるように頑張っていきたいなと、すごく思っています」
いまは「国内組」と「海外組」に差があり、別物と捉えられるのも仕方ない。畠中は両者の間にある壁を破るきっかけを作れるだろうか。久しぶりの日本代表活動に参加している25歳のDFは「早く海外に行ってプレーしたいという気持ちはあるので、そこのレベルに早く到達できるように頑張らなけばいけないなと思っています」と改めて決意を口にしていた。
(取材・文:舩木渉)
【了】