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77kg? 94kg? U-24日本代表を粉砕したアドルフォ・ガイチとは何者? イタリアでも注目高まる重戦車

text by 編集部 photo by Getty Images

アドルフォ・ガイチ
【写真:Getty Images】

 SAISON CARD CUP 2021のU-24日本代表対U-24アルゼンチン代表が26日に行われた。試合はU-24日本代表が0-1で敗れた。この一戦で決勝点を決めたのがFWアドルフォ・ガイチだ。

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 アルゼンチンの前線で一際目立つ体格の男。それがガイチ。母国では“タンケ(=タンク)”という愛称で知られているほど、そのフィジカルに特長がある。

 今回の代表戦における公式資料によると、ガイチの身長体重は192cm・77kgだが、正確なものかは疑わしい。実際、Googleで「アドルフォ・ガイチ 体重」で検索すると真っ先に出てくる情報は94kg。これはこれで大袈裟だとしても、それほどインパクトのある体格の持ち主であることは確かだ。

 22歳のガイチは、最近イタリアで注目を集めている選手。1月の移籍市場でロシアのCSKAモスクワからセリエAのベネヴェントにレンタルで加入したからである。

 加入してすぐにゴールを挙げたことも広く知られるきっかけとなったが、それ以上に注目されたのは今月20日のリーグ戦。ベネヴェントが絶対王者ユヴェントスに1-0で勝利をするという大波乱が起きたが、この決勝点を挙げた選手がガイチだった。

 ガイチはセリエA5試合で2得点と好スタートを切った。日本戦でのゴールも含めて、どれも華麗な得点とは言いがたい。だが、それこそが彼のスタイル。タンクのごとく相手DFをなぎ倒してゴールまで突き進むタイプだ。

 東京五輪世代でいえばラウタロ・マルティネス(インテル)、A代表でいえばリオネル・メッシ(バルセロナ)など、前線にスピードと技術のある選手をそろえているアルゼンチン代表。その中に登場したガイチは、重要なオプションになり得る人材だ。

 実際、ベネヴェントに加入する前、ガイチに対してはインテルやミランが興味を持っているという噂があった。事実かどうかはさておき、現代のサッカーにおいて、貴重なタイプであることは間違いなさそうだ。

【了】

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