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【写真:Getty Images】
キム・テファン(蔚山現代FC)
生年月日:1989年7月24日(31歳)
韓国代表通算成績:10試合出場/0得点0アシスト
アジア王者の蔚山現代FCで長年主力を担い、Kリーグ1部ではFCソウルや城南FC時代なども含めて250試合以上の出場歴を持つベテランの右サイドバックだ。韓国代表初招集は2011年と早かったが、A代表初キャップを刻んだのは2014年で、以降は約4年間にわたって代表から遠ざかった。
それでも2019年のEAFF E-1サッカー選手権(E-1)で全3試合にフル出場して韓国代表の優勝に貢献すると、約1年ぶりの活動となった2020年11月の欧州遠征にも招集されてメキシコ代表戦とカタール代表戦の2試合に連続で先発起用された。近年右サイドバックの主戦だった34歳のイ・ヨンを押しのけ、今まさに代表定着のキッカケをつかもうとしているところだ。
【写真:Getty Images】
ウォン・ドゥジェ(蔚山現代FC)
生年月日:1997年11月18日(23歳)
韓国代表通算成績:2試合出場/0得点0アシスト
韓国の東京五輪世代で中心を担う期待の星で、2020年1月にU-23代表の一員としてAFC U-23選手権優勝に大きく貢献。大会MVPも受賞した。A代表初招集は2019年9月で、翌年11月の欧州遠征でデビューを飾っている。
かつてはJリーグでもプレーしていた。2017年夏に漢陽大学を休学して当時J2のアビスパ福岡に加入すると、2019年まで2年半にわたって在籍。最後の年はJ2リーグ戦で33試合に出場するなど重要な存在となっていた。そして2020年は蔚山現代FCへ移籍し、ACL制覇にも大きく貢献している。クラブでは中盤アンカー起用が主だが、韓国代表ではアビスパ時代のようにセンターバックとして使われてきた。今回も昨年11月に続いてディフェンスラインに入ることとなりそうだ。
【写真:Getty Images】
キム・ヨングォン(ガンバ大阪/日本)
生年月日:1990年2月27日(31歳)
韓国代表通算成績:78試合出場/3得点1アシスト
FC東京でプロデビューしたばかりの2010年8月に韓国代表で初出場を記録し、それから10年以上にわたってトップレベルを維持し続けてきた重鎮だ。ワールドカップには2014年ブラジル大会と2018年ロシア大会の2度にわたって出場し、いずれも韓国代表のすべての試合で先発出場していた。
2012年から長く中国でプレーしていたが、2019年からはガンバ大阪へ移籍して主力を担っている。代表招集は約1年4ヶ月ぶりで、最後に出場したのがE-1の日韓戦だった。また、今回の招集メンバーのなかではナム・テヒやパク・チュホとともに、2011年8月に日本代表が3-0で勝利した日韓戦にも出場していた数少ない選手の1人でもある。当時は左サイドバックで先発起用されていた。
【写真:Getty Images】
ホン・チョル(蔚山現代FC)
生年月日:1990年9月17日(30歳)
韓国代表通算成績:30試合出場/0得点8アシスト
韓国代表デビューは2011年と早かったが、なかなか定着できず、本格的に常連となったのは2018年のロシアワールドカップ直前から。その後はコンスタントに左サイドバックとして起用されるようになった。
高校時代まで攻撃的なポジションを務めていたこともあって、サイドバックとしても攻撃力に定評がある。クラブレベルでは長く水原三星ブルーウィングスで主力を担っていたが、2020年夏に蔚山現代FCへ移籍し、ACL優勝を経験した。蔚山でポジションを争ったパク・チュホとは代表でもライバルだ。