【写真:Getty Images】
日本代表は25日、日産スタジアムで行われる国際親善試合で韓国代表と対戦する。
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現在の韓国代表を率いているのはパウロ・ベント監督だ。2018年ロシアワールドカップ後にシン・テヨン監督からバトンを引き継いでいる。
パウロ・ベントは現役時代、キャリアのほとんどを母国ポルトガルで過ごしていた。最終的にスポルティングCPで引退することになるが、同クラブではまだ若かりし頃のクリスティアーノ・ロナウドともプレーしており、後のスター選手から良き先輩として慕われていたようだ。また、ポルトガル代表としてワールドカップやEURO(欧州選手権)に出場した経験も持っている。
指導者キャリアは古巣スポルティングCPでスタートした。当初は下部組織指揮官だったが、2005/06シーズン途中にトップチーム昇格。1年目でチームを国内カップ優勝に導くと、2年目も同大会で頂点に立ち、リーグ戦ではタイトルを獲得できなかったものの、3季連続でクラブにチャンピオンズリーグ(CL)出場権をもたらしていた。
監督としてポルトガル国内で評価を高めたパウロ・ベントは、2010年に代表指揮官に就任。ただ、ブラジルワールドカップはグループリーグ敗退、EURO予選で格下アルバニア代表に敗れるなど目立った結果を残せず、2014年9月に解任されている。
そこからクルゼイロ、オリンピアコス、重慶力帆の指揮官を得て、韓国代表監督に就任した。2019年のAFCアジアカップで早期敗退に終わったことで現地紙から痛烈な批判を浴びることもあったが、今日までアジアの虎を率いている。
パウロ・ベント監督は、韓国代表指揮官就任後初の試合となったコスタリカ代表戦を前に「我々のスタイルは最大限にボールを支配すること。その目的はより多くのチャンスを作るためだ」と話していた。
その言葉通り、ポルトガル人指揮官はボール保持を基本大切にし、これまで多くの試合をこなしてきた。アジアカップ準々決勝のカタール代表戦では、敗れはしたものの、支配率61%、パス成功率87%と相手を大きく上回っていた。
2019年のEAFF E-1サッカー選手権・日本代表戦でも位置的優位を多く作り出しながらボールをうまく前進させ、立ち上がりから森保ジャパンを苦しめていた。今回の日韓戦でもどのような采配を振るうのか注目である。
【了】