【写真:舩木渉】
韓国代表は24日、翌日の日本代表戦に向けた最終調整を行なった。
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23日と同様、来日メンバー23人全員がグラウンドに姿を見せた。最初はディフェンス陣とオフェンス陣の2グループに分かれて軽くランニングを行い、ステップワークなどのウォーミングアップをこなしたところで報道陣への公開は終了となった。
冒頭15分間のみの公開だったが、韓国の“至宝”イ・ガンインも元気な姿を見せていた。ソン・フンミンやファン・ウィジョ、ファン・ヒチャンといった攻撃の主軸たちが不在の日韓戦でどんなパフォーマンスを見せるか注目されるところだ。
しかし、前日練習に先がけて行われた記者会見のなかで韓国代表を率いるパウロ・ベント監督はイ・ガンインや、ドイツ1部フライブルクに所属するチョン・ウヨンといった欧州組の起用について言葉を濁した。
ポルトガル人指揮官は2人について「若くて、欧州の重要なリーグでプレーしている」と前置きしつつ「準備時間は短いにせよ、与えられた時間のなかでできる限りのプレーをしてほしいと思っている」と発言。これまでイ・ガンインはベント監督の信頼を掴みきれず、スーパーサブ的な起用にとどまっていた。ソン・フンミンらが不在の日韓戦もベンチスタートになる可能性は十分にありそうだ。
韓国メディアも含めほとんどの質問を煙に巻いたベント監督だが、日本代表については「とても団結力のあるチーム」と評した。より具体的には「プレッシャーのかけ方を知っていて、とても高いクオリティでカウンターができるチームなので、我々にとって非常に難しい相手になると思っている」とも述べている。
「我々はこの試合を有利に進めたい。戦術面で我々が望むような形でプレーしたい。その中で両国のライバル関係があると思うが、いずれにせよ気持ちとしては最高の試合をしたいと思っている」
ベント監督の言葉通りなら、韓国代表は序盤からアグレッシブに仕掛けて試合の主導権を握りに来るはず。フィジカル能力に優れ闘争心旺盛な相手の勢いを、試合開始と同時に上回っていけるかどうかが日本代表にとって勝利の鍵となりそうだ。
(取材・文:舩木渉)
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