「常勝鹿島」復活へのキーマン
GKコーチ:佐藤洋平
沖悠哉(万)
クォン・スンテ
山田大樹
早川友基★
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いよいよ沖悠哉の時代がやってきました。昨年は24試合に出場して、クォン・スンテが7試合、曽ケ端準(引退)が1試合。沖が年間を通して守れるようになると「常勝鹿島」が復活すると予想しています。
カギは沖自身が握っています。セカンドGKに韓国人のベテラン、クォン・スンテがいることも大きい。厳しい序盤戦だった昨シーズン、GKだけは大崩れしなかったのは、曽ケ端とクォン・スンテの良好な関係性によるもので、リスペクトしあっているという話はよく聞きました。
沖はサイズがあるだけではなく、ビルドアップも得意な足下の能力に長けている若手の代表的な万能タイプです。ビルドアッパーながら1年目にしてはシュートにもよく対応していた印象もあります。序盤戦で勝てなかった鹿島が沖の登場から盛り返したという点からも、ラッキーボーイ的な要素も持っています。
(構成:吉沢康一)
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≪書籍概要≫
定価:1650円(本体1500円+税)
究極の2021Jリーグアナリティクス
Jクラブにとってコンセプトの5文字はもしかしたらタブーワードなのかもしれない。クラブのコンセプトをひけらかすことは、すなわち“秘伝のレシピ”の流出を意味する。もちろん、これはコンセプトという壺にタレが脈々と継ぎ足されているクラブに限った話ではあるのだが……。
コンセプトを一般公開できないとなれば、こちら側が様々な手法を使って分析していくほかない。なぜ、コンセプトの解剖にこれほどまでに執着するのかと言えば、抽象的にJリーグを眺める時代は終わりにしたい、という願望からである。そう、本質の話をしよう、ということだ。
今回は2021年のJリーグをより具体的に俯瞰できるように、J1・J2・J3のコンセプトマップを筆頭とし、補強からGKのコンセプトまで本質を抉る企画を揃えた。この「究極のアナリティクス誌」を携えれば、コンセプトなき“あのクラブ”が手に取ってわかるはず、だ。
【了】