2位:フランスで復活遂げたオランダ代表戦士
【写真:Getty Images】
FW:メンフィス・デパイ(リヨン/フランス)
生年月日:1994年2月13日(27歳)
20/21リーグ戦成績:30試合出場/14得点9アシスト
キーパス数:77本
2015年に加入したマンチェスター・ユナイテッドでは伝統の「7番」を背負うも不完全燃焼。期待値が高かっただけに大きな批判の的となってしまった。しかし、ユナイテッドを離れ入団したリヨンでは攻撃の要として見事に復活。今季よりエースナンバー「10」を背負い、キャプテンも務めるなど、チームの「顔」としてピッチに立ち続けている。
若手時代は左ウイングでのプレーが基本で、ドリブルで中へ切り込みフィニッシュに持ち込むことを好むなど、やや独善的なアクションが目立った。ただ近年は中央での起用も増えたことで、自分だけでなく味方を活かすプレーの質が着実に向上。それまで決して多くなかったアシストの数が、リヨン加入後は爆発的に伸びている。
プレーの幅が広がったことで、オランダ代表戦士はより怖い存在となっている。今季リーグ戦ではすでに二桁得点を記録しているが、キーパスも現時点で欧州5大リーグ2位となる77本繰り出すなど、攻撃のグレードを高め続けている。第7節ストラスブール戦では一人で3つのアシストを記録していた。まだリーグ・アンでのアシスト数が二桁に届いていないが、時間の問題だろう。
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