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今、欧州最高のパサーは誰だ? 5大リーグキーパス回数ランキング1~5位。パス成功率わずか77.8%だが…断トツの82本を記録した男は?(3月版)

欧州5大リーグで今季最もキーパスを繰り出しているのは誰なのか。今回は、今季の欧州5大リーグ(イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランス)におけるキーパス数を集計し、ランキング形式で紹介する。※データは『Who Scored』を参照。成績は23日時点

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

5位:欧州最強ストライカーとの相性は抜群

トーマス・ミュラー
【写真:Getty Images】

FW:トーマス・ミュラー(元ドイツ代表/バイエルン・ミュンヘン)
生年月日:1989年9月13日(31歳)
20/21リーグ戦成績:24試合出場/10得点14アシスト
キーパス数:73本


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 ニコ・コバチ政権下では出番を失いバイエルン・ミュンヘン退団も囁かれたが、ハンジ・フリック監督就任後はワールドクラスの輝きを取り戻している。昨季バイエルンがブンデスリーガとチャンピオンズリーグ(CL)制覇を果たす上でなくてはならない存在だったことは、誰の目にも明らかである。

 派手なテクニックを使う選手ではないが、DFを外してペナルティーエリア内に侵入したり、味方にスペースを供給したりする神出鬼没なアクションの質は世界トップレベル。常に良い準備が出来ているためプレー一つひとつに無駄なく、自ら得点することもできるが他の選手の動きも決して無駄にしない。とくに、欧州最強FWロベルト・レバンドフスキとの相性は抜群中の抜群である。

 2019/20シーズンはブンデスリーガだけで21アシスト。これは同リーグ新記録だった。ただ、31歳のベテランは今季もその勢いを止めることなく、ここまでリーグ戦で73本のキーパスを繰り出し14アシストと、昨季を上回るかのようなペースで数字を残している。なお、現時点で14アシストは欧州5大リーグにおいてトップの成績となっている。

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