【写真:舩木渉】
韓国代表は23日、横浜市内で25日に開催予定の国際親善試合・日本代表戦に向けた練習を行った。
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予定時間にやや遅れて会場に到着した韓国代表チームは、来日した23人が全員揃って練習に参加。22日に到着したバレンシア所属のMFイ・ガンインも元気にグラウンドに姿を見せた。
開始前の選手たちはリラックスした様子でボール回しなどに興じていたが、集合がかかると雰囲気は一変。真剣モードに切り替わり、ステップワークなどをまじえたウォーミングアップに取り組んだ。
報道陣には冒頭のみが公開され、2グループに分かれてのボール回しに切り替わるタイミングで非公開に切り替わった。
韓国代表は来日直前に負傷を抱えたFWソン・フンミンの不参加が発表され、新型コロナウイルス陽性と判定されたガンバ大阪のMFチュ・セジョンも参加できず。最終的に光州FC所属のMFオム・ウォンサンもメンバーから外れ、MFユン・ビッカラムやFWファン・ヒチャンなども含め当初発表されたメンバーから複数の選手が変更になった。
追加招集となったのは江原FC所属のFWチョ・ジェワン、大田シチズン所属のMFイ・ジンヒョン、蔚山現代所属のMFキム・インソンとMFイ・ドンギョンの4人。いずれもチームとともに来日済みで、23日の練習にも参加していた。
チーム内で新型コロナウイルスのクラスターが発生した影響でトップチームの活動が停止になっており、コンディション面に不安がささやかれるガンバ大阪のDFキム・ヨングォンも無事に合流している。報道陣に公開された範囲では他の選手たちと同じメニューをこなしていた。
徹底した防疫措置の実施により特別に来日を許可された韓国代表はスタッフと選手たちのバスを分け、バスから降りる際には手指をアルコール消毒。練習中に使用する飲み水のボトルも、収納するホルダーに各選手の名前を表記して共用を避け、スタッフ陣は全員がマスクを着用するなど基本に忠実に細かな感染症対策も忠実に遂行していた。
非公開練習は約1時間半で終了。選手たちはロッカールームで着替えず、練習中に着用していたトレーニングウェアのまま速やかにバスに乗り込んで宿舎への帰路に着いた。
練習中は会場の外まで大きな声が響くほど、熱の入った様子がうかがえた。韓国代表は打倒日本に向けて気合い十分だ。
(取材・文:舩木渉)
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