【写真:Getty Images】
約10年ぶりの日韓戦となる国際親善試合の日本代表対韓国代表戦が25日に行われる。韓国代表は海外組など大幅に主力を欠くメンバー構成となったこともあり、同国メディアでは日本代表に対して苦戦を予想する論調も目立つ。
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15日に日本戦に向けた招集メンバーを発表した時点では欧州クラブに所属する選手を4人含めていた韓国代表だが、RBライプツィヒのファン・ヒチャンは新型コロナウイルス対策の隔離措置に関してクラブと現地当局の合意が得られず不参加が決定。さらに絶対的エースであるトッテナムのソン・フンミンも、14日に行われたアーセナル戦での負傷により欠場が確定した。
ボルドーで好調な元ガンバ大阪のFWファン・ウィジョや、ドイツ2部で上位を争うホルシュタイン・キールで主力として活躍するMFイ・ジェソンも新型コロナの影響で招集できておらず、結局メンバーに残った欧州組は2人のみとなった。また、欧州の多くのクラブから注目を集める北京国安のDFキム・ミンジェなど中国でプレーする選手も招集できず。さらに当初発表されていたメンバーから、G大阪のMFチュ・セジョンが新型コロナ陽性判定のため、昨季AFCチャンピオンズリーグ(ACL)MVPであるMFユン・ビッカラム(蔚山現代)が負傷のため外れている。
韓国『朝鮮日報』は、今回のメンバーについて「重要な選手がほとんど離脱した状態」「事実上2軍の戦力」と表現。日本代表も新型コロナの影響やU-24代表との兼ね合いにより完全なベストメンバーではないとはいえ、「韓国に比べると主要リーグの面々が派手」であり、韓国代表にとっては「容易ではない勝負」になると予想している。
苦しい状況の中、韓国の期待を背負う存在はバレンシアに所属する20歳のMFイ・ガンインとなりそうだ。韓国『ハンギョレ』では同選手の先発出場を予想し、「プランBの中心」「中盤の責任を背負う」と予想している。
同世代であり同じスペインでプレーする久保建英とライバルとして比較されることも多いイ・ガンインは、今季バレンシアでリーグ戦20試合に出場して4アシストを記録。21日に行われた直近のグラナダ戦は交代出場だったが、前節までの4試合連続で先発出場するなど確かな存在感を見せている。
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