サイドバック(1)
DF:原輝綺(はら・てるき)
所属クラブ:清水エスパルス
生年月日:1998年7月30日(22歳)
2020リーグ戦成績:28試合出場/0得点
2021リーグ戦成績:6試合出場/0得点
原輝綺は東京五輪を前に移籍を決断した。ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督が就任した清水エスパルスに加わり、開幕から出場を重ねている。
市立船橋高校では杉岡大暉や金子大毅らと同期で、3年夏には高校総体優勝に貢献。アルビレックス新潟とサガン鳥栖で2年ずつプレーし、Jリーグで経験を積んできた。
最大の武器はユーティリティ性で、サイドバック、センターバック、中盤を難なくこなす。昨季はチーム事情からセンターバックでプレーしたが、清水ではここまで右サイドバックが主戦場に。左サイドバックでも起用されており、新天地でもその能力を遺憾なく発揮している。本大会はメンバーが18人に絞られるだけに、複数のポジションをこなせる原の存在は重要になるだろう。
DF:菅原由勢(すがわら・ゆきなり)
所属クラブ:AZ(オランダ)
生年月日:2000年6月28日(20歳)
20/21リーグ戦成績:21試合出場/2得点
オランダで2シーズン目を戦う菅原由勢は、激しいポジション争いの中で貴重な経験を積んでいる。今季の序盤戦はベンチを温める機会が多かったが、中盤戦以降は右サイドバックに定着。しかし、直近3試合は先発を外れ、21日に行われたPSVとの上位対決では、昨年11月ぶりとなる出場なしに終わっている。
ポリバレントさが最大の特徴として挙げられる。右サイドバックが本職だが、AZではウイングバックやサイドハーフでプレーしたこともある。高校3年生のときには名古屋グランパスの風間八宏監督にセンターバックとして起用されていた。
UEFAヨーロッパリーグでは、この2シーズンでマンチェスター・ユナイテッドやナポリといったトップレベルの相手とも戦った。冨安健洋や板倉滉といった他のDF陣が知らぬその経験は、このチームで大いに活かされるはずだ。