【写真:Getty Images】
日本代表は25日に開催される国際親善試合の韓国代表戦に向け、22日から合宿を開始する。同日昼、最初の練習に先立ってMF古橋亨梧がオンライン取材に応じた。
【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
2019年11月に日本代表初招集を受けた古橋は、同月19日のベネズエラ代表戦でA代表デビューを飾った。今回はその時以来、約1年4ヶ月ぶりの招集となり、「呼んでもらえてすごくうれしいですし、早くプレーしたくてワクワクしています」と心境を語った。
ベネズエラ戦では後半開始からピッチに立ち、アグレッシブなプレーで流れを変えたが、すでに0-4という苦しい状況もありアピールは難しかった。最終スコアは1-4で敗戦となり、「前回はチャンスがあったなか、すごく悔しい思いをしたので、もう一度選んでもらって結果を残したい気持ちが強かったです」と、古橋はリベンジに燃えている。
日本代表デビュー戦となったベネズエラ戦は欧州の所属クラブに戻った選手がおり、一部の主力が不在だった。古橋にとって興國高校時代の同級生でもある南野拓実も、すでに当時プレーしていたオーストリアに戻っており共演は実現せず。
1年4ヶ月を経て、今度は2人が同時に日本代表メンバーとなった。高校時代の南野はセレッソ大阪の育成組織でプレーしていたため、興國高校サッカー部に所属していた古橋は「クラスが違ったので、一緒の時間に体育したり、学校の行事でたまに会うくらい」であまり話したことがなかったという。
それでも「近くに目標とする選手がいたので、モチベーションはすごく上がりました」と古橋は語る。大学を経てプロになり、ついに南野と同じステージでプレーするチャンスが訪れた。
古橋は南野との再会について「今朝会いましたけど、まだ挨拶をして『久しぶり』くらいしか言えていないので、これから話していければと思います」と述べ、「海外で活躍しているので、海外のことだったり、プレーのことだったり、いろいろ話をしたいと思います」と心を躍らせている様子だ。
「南野選手だけではなく、他の選手とやるのもすごく楽しいですし、その中で自分はどこまでやれるのか、自分の良さをどこまで出せるのかが楽しみでしかないです」
2度目の日本代表入りで、定着へのきっかけをつかめるだろうか。チャンスを逃して悔しさをかみしめた1年4ヶ月前の古橋と、現在の古橋は全く違う選手へと成長を遂げている。進化した姿を証明する機会は、今まさに目の前にある。
(取材・文:舩木渉)
【了】