Jリーグで暴れる2人のアタッカー
【写真:Getty Images】
MF:古橋亨梧(ふるはし・きょうご)
所属クラブ:ヴィッセル神戸
生年月日:1995年1月20日(26歳)
日本代表通算成績:1試合0得点
J2でプレーしていた古橋亨梧は、1年半で日本代表に登り詰めた。中央大学からJ2のFC岐阜に加入すると、2年目の2018年に半年で12得点を挙げる。夏にJ1ヴィッセル神戸に移籍すると、19年11月に日本代表でデビュー。神戸では19年から2年連続で2ケタ得点を達成している。
豊富な運動量で前線からのプレッシングを遂行し、カウンターの場面ではスピードを武器に駆け上がる。170cmと小柄だが、簡単にボールを奪われないキープ力もある。左右の足は強烈なシュートを備えており、前線はどこでもプレーできるユーティリティ性も魅力の1つとなっている。
途中からセントラル開催となった昨季のAFCチャンピオンズリーグでは、7試合3得点という結果を残した。準々決勝の水原三星戦では強烈な直接FKを決めており、20日に行われた北海道コンサドーレ札幌戦では2得点をマーク。25日の韓国代表戦には最高の流れとイメージで臨むことができるかもしれない。
【写真:Getty Images】
MF:坂元達裕(さかもと・たつひろ)
所属クラブ:セレッソ大阪
生年月日:1996年10月22日
日本代表通算成績:出場なし(初選出)
Jリーグで異彩を放つドリブラーが日本代表に初めて選ばれた。右サイドを主戦場とする坂元達裕は、今季のJリーグ7試合で2得点3アシストという圧巻の数字を残す。レヴィー・クルピ監督が8年ぶりに復帰したセレッソ大阪で、開幕から好調な攻撃陣を支える活躍を見せている。
前橋育英高校では3年時に全国高校サッカー選手権で準優勝に貢献した。東洋大学を経てモンテディオ山形に加入すると、ルーキーイヤーに7得点を挙げる活躍を見せた。1年でJ1にステップアップすると、C大阪でも1年目から3得点8アシストと結果を残している。
最大の武器は右サイドから繰り出すドリブルで、独特のテンポと初速の大きさで抜いていく。縦へ突破してクロスを上げることも、カットインから左足でシュートを放つこともでき、左足から放たれるキックの精度が非常に高い。ベルギーで活躍する伊東純也とポジションを争うことになるが、自らのスタイルを日本代表でも披露してもらいたい。
【了】