ベルギーとドイツで評価を高める2人
【写真:日本サッカー協会】
MF:遠藤航(えんどう・わたる)
所属クラブ:シュトゥットガルト(ドイツ)
生年月日:1993年2月9日(28歳)
日本代表通算成績:25試合1得点
遠藤航はブンデスリーガで注目を集めている。今季1部に復帰したシュトゥットガルトの中盤で不動の地位を築き、リーグトップとなるデュエル勝利数378回をマーク。湘南ベルマーレで培った豊富な運動量や対人守備といった武器を伸ばしつつ、ドイツでは状況判断に磨きをかけている。
今季はゲームキャプテンを務めるなど、チーム内外から評価を得ている。湘南時代もキャプテンマークを巻いた試合は多く、リオデジャネイロ五輪ではU-23日本代表のキャプテンを務めた。今回の日本代表には、柴崎岳や橋本拳人が不在。MFの中では南野拓実(26試合)に次ぐ25試合に出場している遠藤にはチームを引っ張る活躍が求められる。
【写真:Getty Images】
MF:伊東純也(いとう・じゅんや)
所属クラブ:ヘンク(ベルギー)
生年月日:1993年3月9日(28歳)
日本代表通算成績:20試合2得点
ベルギーで躍動する韋駄天が、日本代表の右サイドを制圧する。今季はここまでリーグ5位の8アシストを挙げ、現地時間19日に行われたスタンダール・リエージュ戦では2得点をマーク。Jリーグ時代も含めてキャリア初となる2ケタ得点を達成している。
最大の武器は相手を一瞬で置き去りにするスピードだが、プレーの幅は年々広がっている。周囲との関係性の中で活かす側に回ることもでき、右サイドのカットインから左足でゴールを狙うこともできる。ゴール前での冷静な判断が、ゴール量産につながっている。
今回はJリーグで活躍するセレッソ大阪の坂元達裕が初めて選出された。坂元は左利きの右ウイングで、伊東とは異なる特徴を持っている。堂安律と久保建英がU-24日本代表に参加するため、伊東には中心選手としての活躍が期待される。