【写真:Getty Images】
ラ・リーガ第28節のバジャドリード対セビージャ戦が現地時間20日に行われ、1-1の引き分けに終わった。この試合ではセビージャのモロッコ代表GKボノが終了間際に劇的同点ゴールを記録している。
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前半終了間際にPKで先制したバジャドリードはそのまま1点リードで終盤を迎える。だが後半アディショナルタイムに入ってCKのチャンスを迎えたセビージャは、同点ゴールを狙うパワープレーを仕掛けるためボノも相手ゴール前にまで上がった。
右CKからのクロスにセビージャの選手が頭で合わせたボールは大きく枠を外れ、右サイドのゴールライン際からMFオスカルが折り返したボールはラインを割るかに見えた。だが右ポスト外側を叩いてゴールライン上に辛うじて残ったボールをFWユセフ・エン=ネシリがマイナスに折り返し、DFジュール・クンデが触ったあと、最後はボノが左足のキックで力強く蹴り込んだ。
今年1月には、エイバルのセルビア代表GKマルコ・ドミトロビッチもアトレティコ・マドリード戦でPKによるゴールを決めていた。リーガでGKの選手が得点を決めるのは約10年ぶりのことだったが、それからわずか2ヶ月で再びGKによるゴールが生まれることになった。スペインのデータ専門家『ミスター・チップ』氏によれば、リーガで同一シーズン中に2人の異なるGKがゴールを決めたのはリーグ史上初の珍事だという。
同氏によればリーガではGKによる得点が通算18ゴール生まれているが、そのうち14点がPK。またPKを止められて押し込んだゴールが1点、直接FKが1点、CKにヘディングで合わせたゴールが1点という内訳だった。今回のボノのゴールはCKを起点としていたとはいえ、その後に両チームの選手たちが多く関与しており、ある程度「流れの中から」と言えるものとしてはリーガ史上初のGKゴールとなったようだ。
【了】