2位:“らしさ”を存分に発揮したゴール
【写真:Getty Images】
ウディネーゼ
対戦成績:33試合/16ゴール
リーグ戦28試合で14得点。カップ戦は5試合で2得点。ウディネーゼもローマの王子が得意とした相手だった。
ハットトリックは1度もないが、ウディネーゼ戦では1試合2ゴールが多く5回。リーグ戦14得点のうち10得点にあたり、1試合1得点だったときの方が少なくなるという珍しい形となっている。97/98シーズンからの2年は、特に相性が良かった時期。97/98後半戦と98/99前半戦で2試合続けて2得点を達成したのに加え、97/98シーズンはカップ戦2試合でも1ゴール1アシストを記録している。
中でも多くの人が覚えているのは、00/01シーズンのゴールだろう。右サイドのカフーから大きなクロスが入ると、大外で待っていたトッティが左足でダイレクトボレー。当てるのではなく完全に振り抜き、力強くゴール右隅に突き刺した。02/03シーズンはヘディングでのトラップから反転シュートをぶち込むなど、“らしさ”を存分に発揮できた相手だ。
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