3位:相性抜群
【写真:Getty Images】
サンプドリア
対戦成績:27試合/15ゴール
カップ戦では3回対戦してゴールを決めていないサンプドリア戦だが、リーグ戦では24試合で15ゴールを荒稼ぎした。これに加えてアシストは6回も記録しており、まさに相性抜群だった。
サンプドリアにとってトッティの悪夢が始まったのは、03/04シーズンのこと。第17節でトッティは1試合2得点を記録した。このシーズンの後半戦はトッティが欠場するも、翌シーズン前半戦に再びゴール。このシーズンも後半戦は出られなかったが、さらにその次のシーズンも同じことを繰り返した。サンプドリア戦に出れば決めるトッティ。本当の驚異はここからで、06/07シーズンからは3試合連続で1試合2得点と大暴れしている。
サンプドリアとの試合では、キャリアで最高クラスのゴールも決まっている。敵陣中央付近から出た浮き球のパスがペナルティエリア左の隅で待つトッティに出ると、ローマの10番はそのままダイレクトでシュート。合わせるだけでも難しいボールを完全に抑えて、ゴール右隅に低い弾道のシュートを決めている。
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