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トッテナム、モウリーニョは解任の危機? ダービー敗戦と屈辱のEL敗退で苦境に

text by 編集部 photo by Getty Images

ジョゼ・モウリーニョ
【写真:Getty Images】

 ダービーマッチの敗戦に続いてヨーロッパリーグ(EL)でも屈辱の敗退を味わったトッテナム。英国メディアではジョゼ・モウリーニョ監督の解任の可能性も盛んに論じられている。

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 11月から12月にかけてはプレミアリーグ首位にも立っていたトッテナムだが、年明け後の低調な戦いで一時は9位までダウン。その後やや持ち直していたが、先週末にはアーセナルとのノースロンドンダービーに1-2の敗戦を喫した。

 さらにEL決勝トーナメント1回戦では、クロアチアのディナモ・ザグレブとの1stレグに2-0の勝利を収めて突破が確実視されていたが、2ndレグで延長戦の末に逆転を許してまさかの敗退。クラブの市場価値で言えば6分の1以下という、本来であれば明らかに格下と言うべき相手に屈辱の敗戦を喫した。

 国内外での低迷により、モウリーニョ監督の立場も危うくなってきた。今季プレミアリーグの残り期間で順位を上げ、来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得しない限りは解任されるとの予想も伝えられている。

 英紙『ミラー』では後任監督の候補も予想。現RBライプツィヒのユリアン・ナーゲルスマン監督、現レスター・シティのブレンダン・ロジャース監督、現サウサンプトンのラルフ・ハーゼンヒュットル監督、現在フリーのマッシミリアーノ・アッレグリ氏、ラファエル・ベニテス氏の5人が挙げられている。

 だが契約を2年間残すモウリーニョ監督を解任したとすれば、トッテナムは2500万ポンド(約37億7000万円)という巨額の違約金を支払う必要があるとも報じられている。金銭的事情がクラブの決断に影響する可能性もあるかもしれない。

 監督交代だけでなく、チームの低迷が主力選手の流出に繋がることも懸念されている。FWハリー・ケインやFWソン・フンミンについて、元トッテナムのピーター・クラウチ氏は「ELよりもっと高いレベルでプレーすべき選手」であるとして、チームの現状を考えれば移籍を止められない可能性もあると英『BTスポーツ』に語っている。

【了】

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