【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は19日、今月26日と29日に予定されているU-24アルゼンチン代表との国際親善試合に向けたU-24日本代表メンバーを発表した。
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川崎フロンターレに所属するMF三笘薫は、2019年12月の長崎合宿以来、15ヶ月ぶりの招集となる。当時は筑波大学の学生だったが、1年以上を経て川崎フロンターレの中心選手となっての代表復帰となった。
横内昭展監督は「シーズン通してフロンターレの戦力になり、かなり活躍して、今年もここまで非常にいいパフォーマンスをしてくれていると思います」と三笘を非常に高く評価している。
Jリーグ組が多かったなか、三笘は2017年12月に東京五輪を目指すU-21日本代表が立ち上がった当初から継続的に招集されてきた選手の1人。2018年のアジア大会銀メダルや、2019年10月のU-22ブラジル代表戦の勝利にも貢献した。
「彼はU-24代表立ち上げ当時から見てきている選手の1人で、(プロになってから)もう一段階成長している選手の1人だと思います。大学生の頃から見ていますが、Jリーグで一段と力強くなった。以前は時折力で押さえつけられて(試合から)消えてしまうこともありましたが、いまはそれを引きはがせるタフさが出てきたかなと。それが今の好調につながっていると思っています」
横内監督はテクニックだけでなくフィジカル面でもプロ仕様になった三笘の成長ぶりを称賛する。昨季はJ1リーグ戦で13得点を挙げ、Jリーグ年間ベストイレブンにも選ばれた。今季はフロンターレの左ウィングとして、常に対戦相手の脅威であり続けている。
では、15ヶ月ぶりの代表招集でどんな起用法が想定されているのだろうか。指揮官は「今は(フロンターレの)左サイドでかなり起点になっているので、もちろんそのポジションもあると思いますが、このチームを立ち上げて3バックでプレーしていた時にはシャドーをやったりもしていたので、ここしかできないというわけではないです。(ウィングとは)ちょっと違うポジションでも順応できると思います」と語る。
昨年12月に国内組のみで合宿を行った際には、フロンターレが天皇杯で勝ち進んでいた影響などもあって招集されていなかった。当時のU-23日本代表は3バックではなく、合宿を通して4バックでトレーニングを行い、練習試合でも4-2-3-1を基本に戦っていた。
もし4-2-3-1なら左サイドに三笘、トップ下に久保建英、右サイドに堂安律という、東京五輪世代のトップタレント3人が共演する戦い方も考えられる。3-4-2-1なら2シャドーのポジションで久保らと競争することになるだろう。
U-24アルゼンチン代表とは、中2日で2試合を行う。東京五輪本番を想定したスケジュールと対戦相手ということもあり、横内監督の選手起用プランにも注目が集まるところ。Jリーグで大ブレイクを遂げた三笘は南米の強豪相手にどんな活躍を見せてくれるだろうか。
【了】