【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は19日、今月26日と29日に予定されているU-24アルゼンチン代表との国際親善試合に向けたU-24日本代表メンバーを発表した。
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久保建英や堂安律といった海外組も含まれた23人のメンバーの中に、Jリーグで大きな注目を集めるストライカーの名前がなかった。J1リーグで4試合連続ゴール中のFW前田大然である。
横浜F・マリノスに所属する前田は、リーグ戦4試合連続でゴールネットを揺らし、計6得点でJ1の得点ランキングでもトップに立っている。しかし、東京五輪を目指すU-24日本代表メンバーからは外れた。
19日に行われた記者会見のなかで前田の選考について問われたU-24日本代表の横内昭展監督は、「前田に関しては非常に活躍していますし、点も取っていて、いい選手なのは間違いない」と実力と今季の成績を高く評価していた。
しかし、「今朝の段階でいろいろな情報を得てベストなメンバーを組んでいます。ここに入っていない選手への個人的なコメントは差し控えさせていただきます」と選外となった理由についての明確な言及は避けた。
マリノスは19日午前中にチーム練習を報道陣に公開した。前日のオフ明けということもあり、17日の徳島ヴォルティス戦に先発した選手たちは、それ以外の選手たちとは別れてリカバリー中心のメニューをこなした。
ただ、前田の姿はグラウンドにはなかった。ここまでリーグ戦4試合連続でスタメンに名を連ね、毎試合30本以上のスプリントを記録するなど驚異的な運動量も披露していた前田にはコンディション面への不安があったのかもしれない。
19日の所属クラブでの練習にフル参加できなかったことがU-24日本代表で招集外となったことに直接影響したかは不明。とはいえ横内監督の「今朝の段階でいろいろな状況を判断してメンバーを組ませていただいた」という言葉を踏まえれば、直前まで招集候補に入っていたのは間違いなさそうだ。
(取材・文:舩木渉)
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