【写真:Getty Images】
日本サッカー協会は今月25日の韓国代表戦と、同30日に行われるカタールワールドカップアジア2次予選のモンゴル代表戦に向けた日本代表メンバーを発表した。
【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
森保一監督は国内組が14人、A代表初招集が8人というフレッシュなメンバーを招集した。その中には、ヴィッセル神戸で正守護神を務めるGK前川黛也の名前も。プロ5年目で嬉しい日本代表初選出となった。
しかも、親子でA代表選出はJリーグ発足以降(※)では初めてのことだ(※日本代表史上初の可能性もあるが、プロリーグ発足前すべての記録を追いきれないため)。前川の父・和也は息子と同じGKでもあり、1990年代から2000年代初頭にかけてサンフレッチェ広島や大分トリニータなどで活躍していた。
前川和也氏は1992年から1996年にかけて日本代表に選ばれ、国際Aマッチに17試合出場している。1992年には日本代表のアジアカップ優勝に貢献し、1993年10月28日には「ドーハの悲劇」にベンチメンバーの1人として立ち会った経験を持つ。
息子の前川黛也はサンフレッチェ広島ジュニアユースから広島皆実高校に進み、関西大学を経て2017年に神戸でプロ入り。それから3年間はほとんど出場機会がなかったが、昨年はシーズン中盤からレギュラーの座をつかんでリーグ戦15試合に出場。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でも正守護神を担い、神戸にとって初めてのベスト4進出に大きく貢献した。
前川は日本代表初選出にあたり、所属する神戸の公式サイトで「周りの皆様のおかげでこうして選ばれることができました。謙虚に更に成長してきます。ただ、代表にいくからには絶対に貢献します」とコメントしている。
今回の日本代表には前川の他に、GKとして浦和レッズの西川周作と清水エスパルスの権田修一が招集されている。経験豊富な先輩たちとともに切磋琢磨し、韓国戦かモンゴル戦でA代表初キャップを刻むことができるだろうか。
【了】