【写真:Getty Images】
【トリノ 3-2 サッスオーロ セリエA第24節】
セリエA第24節、トリノ対サッスオーロが現地時間17日に行われ、3-2でトリノが勝利した。17位に沈むトリノは、3試合ぶりに勝ち点3を獲得している。
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ドメニコ・ベラルディが前半に2点を決め、サッスオーロが2点を先行する。データサイト『Whoscored.com』によると、前半だけでトリノは9本のシュートを記録。4本の枠内シュートを放ったが、前半を無得点で終えている。
2点を追うトリノは選手交代で流れを変えようとする。ハーフタイムに2枚の交代カードを切ると、56分にはアメル・ゴヤク、72分にはシモーネ・ザザを投入。1月にトリノに赴いたダビデ・ニコラ監督が積極的に交代カードを切ると、ここからトリノの逆転劇が始まった。
77分にトマス・リンコンが頭で落としたボールに、ザザが右足を振り抜いて1点を返す。ゴヤクのミドルシュートは相手DFに当たってコースが変わった。GKが弾いたボールをロランド・マンドラゴラが押し込み、87分に試合を振り出しに戻している。
試合は2-2で後半アディショナルタイムに突入したが、劇的な展開が待ち受けていた。クリスティアン・アンサルディが左サイドからクロスを上げると、ファーサイドに走りこんだザザが頭で合わせる。ボールはゴールネットを揺らし、トリノは逆転勝利を収めた。
元イタリア代表FWのザザは、わずか30分ほどのプレー時間で逆転勝利の立役者となった。『Whoscored.com』の集計ではこの試合で3本のパスを記録しているが、成功率は0%。2本のシュートがともにゴールとなった。
FWに様々な役割が求められるようになって久しいが、これほどまでに極端なスタッツは珍しい。それでも、ザザはゴールを決めるというストライカーの本分を全うした。
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