【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントに所属するアーリング・ハーランドは、驚異的なペースで得点を重ねている。ブンデスリーガではここまで20試合で19ゴール、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では6試合で10得点の大台に乗せた。20歳にしてワールドクラスの活躍を見せている。
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ハーランドのシュート技術は特筆すべきものがある。データサイト『Whoscored.com』によると、今季のCLで枠内にシュートを飛んだ確率は66.7%。メッシが54.1%、キリアン・ムバッペが44.8%、クリスティアーノ・ロナウドが47.8%ということを考えれば、いかにその確率が高いかが分かるだろう。ブンデスリーガでも54.0%という高い枠内シュート率を記録している。
CLで奪った10得点のうち9つは左足で決めている。ブンデスリーガでも19得点中17得点は左足から。両大会を通じて右足で決めたゴールは2つで、ヘディングゴールは1つしかない。
そもそも、右足からのシュートは両大会で6本、頭からのシュートは9本しかない。左足からは72本のシュートを放っており、左足からのシュートが全体の82.8%を占めている。194cmという長身だが、頭からのシュートはわずか10.3%に留まる。
ハーランドを抑えるためには、まず左足を封じなければいけない。しかし、スプリント力に優れ、ポストプレーもうまいハーランドを抑えるのは簡単ではない。データは傾向を示しているが、それを完璧に実行する方法はあるのだろうか?
【了】