【写真:Getty Images】
世界トップクラスのストライカーに上り詰めると感じさせるポテンシャルを見せ、“皇帝”の異名も取った元ブラジル代表FWのアドリアーノ氏。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)公式ツイッターアカウントでは、そのアドリアーノ氏がちょうど16年前に達成したハットトリックの動画を紹介している。
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19歳で欧州へ渡りインテルに加入したアドリアーノ氏は、フィオレンティーナ、パルマでの活躍を経て2004年1月にインテルに復帰。強烈なフィジカルや得点嗅覚を武器としてゴールを量産し、2000年代前半のセリエAを代表する点取り屋の一人となった。この時期にはブラジル代表でもコパ・アメリカ得点王やコンフェデレーションズカップ得点王に輝くなど、まさにキャリアの絶頂期にあった。
2004/05シーズンのCL決勝トーナメント1回戦でポルトと対戦したインテルは、アウェイで引き分けたあと3月15日にホームでの2ndレグに臨む。前半5分に先制点、63分に追加点を挙げたアドリアーノ氏の勢いは止まらず、最後は87分に突破を決定づける3点目。相手エリア内でのボールコントロールが乱れたこともお構いなしに、無理やりシュートを叩き込んでみせた。
その後は負傷やピッチ外での素行不良、監督との衝突など様々なトラブルもあり、結果的に欧州で活躍できた時期はさほど長くはなかった。“惜しかった”選手の一人ではあるかもしれないが、全盛期の勇姿は今も強烈な印象を残している。