【写真:Getty Images】
【マンチェスター・ユナイテッド 1-1 ミラン ヨーロッパリーグ・ラウンド16 1stレグ】
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ヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド16の1stレグ、マンチェスター・ユナイテッド対ミランが現地時間11日に行われ、1-1のドローに終わっている。
イングランドの名門とイタリアの名門。数年前ならチャンピオンズリーグ(CL)の決勝で実現しても不思議ではないカードが、ELという舞台で実現した。
立ち上がりからペースを握ったのはアウェイのミランだった。ワンタッチパスを巧みに織り交ぜ、ユナイテッドのプレスを無力化している。いずれもノーゴール判定にはなったが、前半のうちにフランク・ケシエ、ラファエル・レオンがゴールネットを揺らすこともあった。一方でユナイテッドは、なかなかギアが上がらず。攻守両面で曖昧なプレーが多かった。
しかし、先制したのはユナイテッドだった。50分、18歳の新星アマド・ディアロがブルーノ・フェルナンデスのパスをバックヘッドでゴールに流し込んでいる。A・ディアロにとってこれが移籍後初ゴールとなっていた。
1点を失ったミランはなかなか追いつくことができず、時計の針は後半アディショナルタイムにまで進んでしまった。しかし、ラストワンチャンスで救世主が誕生。コーナーキックをシモン・ケアーが頭で押し込み、1-1とした。
貴重なアウェイゴールを奪ったケアーだが、目立ったのはこのワンシーンだけではない。この日も90分間通してハイパフォーマンスを披露しており、ロングフィードで攻撃のスイッチを入れたり、アントニー・マルシャルらに大きな仕事を与えることがなかった。
データサイト『Who Scored』によるスタッツはポゼッション率7%、タッチ数83回、タックル成功数4回、インターセプト3回となっている。これは全て、チームトップの成績である。なお、同サイト内ではMOMにも選出されている。
また、『Opta』によると、ケアーはミランの一員として、2005年のPSV戦で得点したヨン・ダール・トマソン以来、欧州の主要大会で得点した初めてのデンマーク人選手になったようだ。
ミラン加入後、ベテランDFケアーのパフォーマンスは輝いている。主将アレッシオ・ロマニョーリがやや不安定なので、なおさらその存在価値は高まっている。今後もイタリアの名門にとって、不可欠なピースとなる。
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