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鹿島アントラーズの背番号13は「違うものを持っている」。開幕2戦で3ゴール、19歳の荒木遼太郎が見せる成長

text by 加藤健一
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【写真:スクリーンショット】

【鹿島アントラーズ 3-1 湘南ベルマーレ 明治安田生命J1リーグ第3節】

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 明治安田生命J1リーグ第3節、鹿島アントラーズ対湘南ベルマーレが10日に行われ、3-1で鹿島が勝利した。先発起用された荒木遼太郎は、2得点の活躍でチームを勝利に導いている。

 荒木は清水エスパルスとの開幕戦に途中出場してゴールを決めている。3日のYBCルヴァンカップ・サガン鳥栖戦では先発起用され、チームは3-0で公式戦初勝利を手にした。

 湘南戦で荒木は3分にゴールを決める。山本脩斗のクリアが荒木の元へ渡り、正確なトラップから右足を振り抜いた。後半は鹿島が押し込まれる時間が続いたが、60分に追加点を決めたのも荒木だった。広瀬陸斗からスルーパスを引き出すと、そのまま反転してシュートを放つ。ボールは相手GKの股間を抜けてゴールネットを揺らした。

 今季初勝利を手にした鹿島のザーゴ監督は荒木について、「将来的にレギュラーになる力を持っている」とコメント。「去年のキャンプから何か違うものを持っているなという感覚がある」とその素質を高く評価している。

 東福岡高校から加入した昨季は、途中出場を中心にリーグ戦26試合に出場した。今季はすでに昨季(2得点)を上回る3得点をマーク。「若手の中で成長する速度は他より大きいと思う」と、指揮官は2年目の荒木の成長を感じている。

 荒木が今季から付ける背番号13は、柳沢敦や興梠慎三がかつて付けた番号でもある。「自分のゴールは周りの選手のおかげでもある」。味方への感謝を口にする一方で志は高く、「どんどん結果を残して、日本代表にどんどん入っていったり、チームを優勝に導ける選手になっていきたい」と抱負を語った。

(文:加藤健一)

【了】

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