【写真:Getty Images】
ちょうど8年前の2013年3月2日、日本とアジアのサッカー界にとって記念すべき瞬間が訪れた。マンチェスター・ユナイテッドに所属していた香川真司がプレミアリーグでアジア人初となるハットトリックを達成した日だ。
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ボルシア・ドルトムントでユルゲン・クロップ監督率いるチームの中心選手として活躍し、チームに国内2冠のタイトルをもたらした香川。2012年夏には名将サー・アレックス・ファーガソンの誘いを受け“赤い悪魔”の一員となった。
ユナイテッドで過ごした2年間は決して順風満帆なものとはならなかった。開幕スタメンから2試合目で初ゴールを挙げるなどスタートは悪くなかったが、10月には左膝を負傷して約2ヶ月の離脱。復帰後もなかなか調子は上がらず苦しい時期が続いた。
だがノリッジ戦で4試合ぶりの先発出場を果たすと、ついにその本領を発揮。ゴール前での浮き球を右足アウトのダイレクトで蹴り込んだ1点目、ウェイン・ルーニーからのパスを受け冷静にGKと守備陣の逆を突いた2点目、そして最後は後方から飛び出して再びルーニーのパスを受けるとGKとの1対1を確実に沈めてハットトリックを完成させた。
プレミアリーグでハットトリックを達成したアジア出身選手は、今季序盤のサウサンプトン戦で4得点を挙げたトッテナムのソン・フンミンでようやく2人目。香川は初の達成者として永遠にその名を残すことになる。