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京都サンガが「勝ったことより良かった」ことは? 曹貴裁監督初陣で勝利、目指すチームの姿は…

text by 編集部
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曹貴裁監督【写真:スクリーンショット】

【SC相模原 0-2 京都サンガ J2第1節】

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 明治安田生命J2リーグ開幕節、SC相模原対京都サンガが28日に行われ、0-2で京都が勝利を収めた。

 相模原にとってJ2初参戦となった今季の開幕戦は、0-0のまま終盤に突入した。後半は風上に立った京都が押し込む展開が続き、82分に松田天馬のコーナーキックをファーサイドでヨルディ・バイスが頭で合わせて82分に先制。さらに、その3分後には三沢直人のミドルシュートが決まり、京都は開幕戦を完封勝利で飾った。

 試合後の会見に臨んだ曹貴裁監督は、「本当に苦しい試合でしたけれど、彼らが90分ぶれずにやりつづけてくれたことが、勝ったことよりも良かった」と心境を語った。

 会見では「勝ったからと言って課題はゼロではない」「まだまだ足りないところはたくさんある」と、気が引き締まるような言葉が並んだ。しかし、「全員がまとまってやれたという点いうと、100点の試合ができた」というように、指揮官の口からはポジティブな言葉も多かった。

 後半は押し込みながらも、得点が奪えない時間が続いた。それでも試合終盤に得点を重ねた理由として、「難しい展開で勝ち点3を取った彼らの我慢強さや向上心、うまくなりたいという気持ちがピッチに落ちていた」と振り返っている。

「後半アディショナルタイムに近づくほどエネルギーが増していくようなチームにしたい」と、今季から京都の指揮を執る曹監督は、目指すべきチームの姿を描いている。「最強なチームではないですけど、最高なチームになろう」と指揮官が語る京都にとって、最高の滑り出しとなった。

【了】

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