北欧が生んだ世界最高クラスのCB
【写真:Getty Images】
DF:サミ・ヒーピア(リバプール/フィンランド代表)
生年月日1973年10月7日(当時26歳)
00/01シーズンリーグ戦成績:35試合3得点2アシスト
リバプール リーグ戦通算318試合22得点
リバプールでの主な獲得タイトル:FAカップ(00/01、05/06)、フットボールリーグカップ(00/01、02/03)、コミュニティ・シールド(01、06)、UEFAチャンピオンズリーグ(04/05)、UEFAカップ(00/01)、UEFAスーパーカップ(01、05)
リバプールでプレーした「非イングランド人」の選手の中で最も愛されたといえるのがサミ・ヒーピアだ。守備の統率力は抜群で穏やかな性格だったこともあり、選手からもサポーターからも愛される存在だった。
基本データはFAカップ、リーグカップ、UEFAカップ優勝という「カップトレブル」に貢献してUEFAチーム・オブ・ザ・イヤーに選出された00/01シーズンのもの。
ヒーピアの能力で最も高い数値は「空中戦」となった。195cmと北欧人らしい長身で、打点の高いヘディングはプレミアリーグのリーグのライバルたちの脅威となっていた。
さらに、「守備力」と「フィジカル」も90を超える高評価となっている。長身の選手はそれだけが取り柄となってしまい、フィジカルや戦術眼が弱点となることも少なくないが、ヒーピアはそうではなかった。強固な対人守備力とDFラインの的確な統率力を兼ね備えた世界最高クラスのCBだった。
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