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Jリーグ 4年前

横浜F・マリノス、開幕戦予想スタメン&フォーメーション。一昨季王者は新システムを導入か

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images, Yokohama F.Marinos

MF

扇原貴宏
【写真:Getty Images】

扇原貴宏(おうぎはら・たかひろ/背番号6)
生年月日:1991年10月5日(29歳)
2020リーグ戦成績:31試合出場/0得点

 昨季はダブルボランチで相方がいたが、今季はアンカーとして中盤を1人で受け持つことになりそうだ。左足から繰り出されるキックの精度は相変わらず非常に高く、ボールを受けて素早くターンする技術など司令塔として必要な細かいスキルも年々向上している。

 チーム内でも年長者になり、若手選手たちからは兄貴分として慕われ、外国籍選手たちからの信頼も厚い。昨季までは複数人いたキャプテンの1人で、今季からは喜田拓也が単独でキャプテンに就任したこともあって、日本人選手で唯一の副キャプテンを任されることになった。

和田拓也
【写真:Getty Images】

和田拓也(わだ・たくや/背番号33)
生年月日:1990年7月28日(30歳)
2020リーグ戦成績:14試合出場/0得点

 ファン・サポーターから根強い人気を誇る、玄人好みのユーティリティープレーヤーだ。昨季までは出場機会が限られていたが、今季はキープレーヤーになるかもしれない。チームとして新たに取り組んでいる戦術においてウィングバックは攻守全体の機能性を担保する重要な存在だ。

 ピッチに立てば常にハイクオリティなパフォーマンスを保証し、淡々と任された仕事をこなす職人肌。新布陣のウィングバックはタッチライン際を上下動するだけでなく、アンカーの脇でゲームメイクをサポートするため、サイドバックとボランチの両方でプレーできる和田の特徴と役割がぴったり合致している。

ティーラトン
【写真:Getty Images】

ティーラトン(タイ代表/背番号5)
生年月日:1990年2月6日(31歳)
2020リーグ戦成績:26試合出場/0得点

 課題だった対人守備にも安定感が出てきて、攻守に隙のない左サイドバックへと成長を遂げた。中盤まで積極的に顔を出してビルドアップに貢献するだけでなく、自慢の左足でチャンスメイクの局面でも違いを生み出す。

 今季は3バックの布陣で左ウィングバックを担い、中盤アンカーのサポートを担う局面も昨年まで以上に増えるはず。昨季は一緒に過ごせなかった家族も、今季は一緒に来日しておりピッチ外での生活面も充実一途。31歳になったが、まだまだ伸びしろは大きく、アジアで唯一無二のプレースタイルを持つ選手になれるポテンシャルを秘めていそうだ。

マルコス・ジュニオール
【写真:Getty Images】

マルコス・ジュニオール(ブラジル出身/背番号10)
生年月日:1993年1月19日(28歳)
2020リーグ戦成績:28試合出場/11得点

 今季から背番号10を任され、攻撃の絶対軸として君臨する。トップ下を起点にピッチを縦横無尽に駆け回り、崩しでもフィニッシュの局面でもクオリティは極めて高い。特にシュートのパターンと駆け引き、精度はJリーグでも屈指だ。

 闘志むき出しで戦う姿勢も好印象。来日3シーズン目を迎え、昨季はキャプテン、今季も副キャプテンを任されるなどリーダーシップも光る。ただ、キャンプ中に軽い怪我を負っているためJ1開幕戦は先発を回避する可能性も。その場合は天野純や渡辺皓太らが代役候補となる。

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