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セリエA 4年前

ACミランには誰がいるの? 現在のスタメン、フォーメーションは? イブラヒモビッチではない、貢献度No.1の男とは

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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アレクシス・サレマーカーズ
【写真:Getty Images】

アレクシス・サレマーカーズ(ベルギー代表/背番号56)
生年月日:1999年6月27日(21歳)
20/21リーグ戦成績:18試合出場/2得点1アシスト

 ベルギーの強豪アンデルレヒトから加わった際はあまり知られた存在ではなかった。ただ、結果的にこの補強は大当たり。加入後さっそく右サイドのファーストチョイスとなり、完全移籍に移行した今季も主力としての立場を確立している。昨年10月には、嬉しいベルギー代表デビューも果たした。

 水準以上のスピードを生かした縦突破で深さを作ったり、豊富なスタミナを生かしてハードワークを行うなど攻守に渡り常にアクションを起こす。戦術理解度が高く、与えられたタスクをしっかり遂行できる点も魅力だ。決定的な仕事の量は少ないが、21歳という年齢を考えてもまだまだ伸びる。

ズラタン・イブラヒモビッチ
【写真:Getty Images】

ズラタン・イブラヒモビッチ(元スウェーデン代表/背番号11)
生年月日:1981年10月3日(39歳)
20/21リーグ戦成績:13試合出場/14得点1アシスト

 スウェーデンが生んだ世界的ストライカーは、ラスト30mのクオリティーだけでなく、勝者のメンタリティーも注入してミランを長く暗いトンネルから引きずり出している。「栄養管理、疲労回復、予防と全てにおいて完璧に体をケアしている。彼は並外れたプロ」と指揮官も賞賛を惜しまない。

 今年で40歳となるが、圧倒的なパワーやシュートセンス、味方を生かすための技術などすべてがまったく錆びついておらず、最前線におけるそのオーラも相変わらず絶大。第21節クロトーネ戦でドッピエッタを記録し、クラブキャリア通算500得点超えを果たすなど、今なお伝説を作り続けている。

ラファエル・レオン
【写真:Getty Images】

ラファエル・レオン(ポルトガル/背番号17)
生年月日:1999年6月10日(21歳)
20/21リーグ戦成績:18試合出場/5得点5アシスト

 アンテ・レビッチが戦列離脱を繰り返す中、コンスタントに出場機会を得ている。リールからやって来た昨季はリーグ戦31試合の出場で6得点2アシストと物足りなさを残したが、今季はその成績を上回る勢いで得点やアシストを生産。成長した姿を監督やサポーターの前でしっかりと証明している。

 ボールを持った状態でも落ちない爆発的なスピードを武器に1対1を制すことができ、足下の技術も非凡なため狭いエリアでのプレーも苦にしていない。ここ最近は球離れが良くなるなど、独善的なスタイルも消えつつある印象だ。また、攻から守への切り替えの意識も強く持てるようになっている。

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