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【写真:Getty Images】
サンドロ・トナーリ(イタリア代表/背番号8)
生年月日:2000年5月8日(20歳)
20/21リーグ戦成績:17試合出場/0得点0アシスト
長い髪を靡かせるその見た目、そして長短のパスを散らすプレーはアンドレア・ピルロそっくり。しかし、本人の憧れはジェンナーロ・ガットゥーゾであり、それを証明するかのようにピッチ上ではハードなディフェンスを決して怠らない。まだ20歳と若いが攻守における能力は確かなものがある。
シーズン開幕当初はベンチスタートが多かったが、主力イスマエル・ベナセルが負傷離脱を繰り返すなど継続性を欠いていることもあり、ここ最近は先発の機会が増えている。以前はやや遠慮がちなプレーが目立ったが、徐々に自分らしさを出せるようにもなっている。今後の更なる成長に期待だ。
【写真:Getty Images】
フランク・ケシエ(コートジボワール代表/背番号79)
生年月日:1996年12月19日(24歳)
20/21リーグ戦成績:22試合出場/7得点3アシスト
ステファノ・ピオーリ監督の下で覚醒している中盤の要だ。抜群のスタミナと圧巻のフィジカルコンタクトを武器にボールを次々と回収し続け、攻撃面ではダイナミックな飛び出しからゴール前に厚みを加えているなど、23歳とは思えない存在感でチームに「質」と「量」の両方をもたらしている。
過密日程の中、選手は今まで以上に怪我のリスクを背負っている。ミランでも今季、多くの選手が戦列離脱を経験した。しかし、24歳のMFに関してはここまでほぼフル稼働とタフにプレーを継続。チャンピオンズリーグ(CL)出場を目指すチームおける貢献度はNo.1と言えるのではないだろうか。
【写真:Getty Images】
ハカン・チャルハノール(トルコ代表/背番号10)
生年月日:1994年2月8日(27歳)
20/21リーグ戦成績:20試合出場/1得点9アシスト
クラブの伝統ある背番号10を身に着けながらも、以前までは周囲を満足させるだけのパフォーマンスを発揮できていなかった。しかしステファノ・ピオーリ監督の下で得意なトップ下を任されてからはレベルアップ。最前線ズラタン・イブラヒモビッチとの連係も抜群に良く、大きく躍動している。
非凡なパススキルを駆使してボールを左右に捌き続けては攻撃のリズムを作り出し、前方にスペースがあれば躊躇することなくドリブルで侵入できる。それに加え守備ではハードワークを行い広範囲をカバーするなど、システム上重要なトップ下の位置で幅広いタスクを淡々とこなし続けている。