【写真:Getty Images】
2021シーズンのJリーグ開幕直前オンライン記者会見が24日に行われた。横浜FCからはMF中村俊輔が出席し、北海道コンサドーレ札幌と対戦する開幕戦に向けた見通しを語っている。
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J1昇格2年目となる横浜FCだが、昨年とは戦い方が変わっている部分もあると中村は語る。「去年はビルドアップからしっかりという形。それに加えて、今年はFWに4人(渡邉千真、伊藤翔、ジャーメイン良、クレーベ)も良い選手が入ってきて、それをどう活かすか」
「去年なら(ボールを)回していたところを、今年は早めに2トップに当ててみたりとか、そういう状態がキャンプで表れてきて。少しずつ練習試合で細かいところも積み上げてきて、という状態です。リーグが始まってからという部分もありますけど」
しかし、札幌を率いるミハイロ・ペトロヴィッチ(ミシャ)監督のチームとの戦いは「やりづらい」と中村は警戒。試合中に陣形を変更する「ミシャ式」戦術への対応の難しさに加え、「選手が特徴を出しやすい」戦い方をしてくるとして、「去年やられているので反省を活かして。自分たちの形もありますけど、どうやって相手にやらせないか」と見通しを示した。
2019年夏にジュビロ磐田から当時J2の横浜FCへ移籍した中村は、「またそういう(J1の)舞台でやれるとは思っていなかった」と振り返る。昨季は開幕スタメンを飾りながらも計10試合の出場にとどまったが、「今年はより出場時間も長くしていけると思う。足首の状態もいいし」と出場試合やプレー時間の増加に意欲を見せた。
札幌戦ではMF小野伸二との久々の対決にも期待が集まる。札幌側から会見に出席した小野に向けて、中村は「自分の中では一番上手い選手だと思っているし、ライバルって感じじゃない。この年齢でまたJ1で会えて、いいものが出せれば最高ですね」と対戦を楽しみにする様子を見せている。
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