【写真:Zoom記者会見のスクリーンショット】
2021シーズンのJリーグ開幕直前オンライン記者会見が24日に行われ、横浜F・マリノスの選手を代表してFW仲川輝人が出席した。
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マリノスは他クラブに先駆け、26日に川崎フロンターレとのJ1リーグ開幕戦に臨む。昨季のチャンピオンと神奈川ダービーで激突することになり、「激しい戦いになると思いますけど、スタートダッシュすることが非常に僕たちには必要だと思っているので、本当に勝ちにこだわりながら、そして自分たちのサッカーを表現することを目標にチーム一丸となって頑張れればいいかなと思っています」と仲川は言葉に力を込めた。
2019年はマリノスのJ1リーグ制覇に大きく貢献し、仲川は個人としてもJリーグ得点王と年間最優秀選手賞を獲得した。しかし、新型コロナウイルスの影響で過密日程が続くイレギュラーなシーズンとなった2020年は度重なる負傷に悩まされ、リーグ戦は18試合の出場にとどまり、2得点と成績も振るわず。悔しさの残る1年になってしまった。
「僕は昨年ほぼ怪我をしていて、半分以上試合に出ていなかったので、今年はそういったところを改善していって、フルシーズン試合に絡めるようにすることと、あとは数字で23点というのは目標にしているので、1試合1点を目標にして、それになるべく近づけるように頑張っていければいいと思っています」
復活にかける思いは強い。「昨年と同様マークは激しくなると思いますし、チームとしても相手に研究されることもあるので、自分が入った時、ボールが来た時に個人で1人、2人はかわす力を持っていないと、チームの攻撃力も上がってこないと思う」とエースとしての自覚や責任感にも燃えている。
マリノスにとっても仲川が2019年当時のような状態を取り戻すことが、「自分たちのサッカー」を表現するには不可欠。一瞬の加速で相手を振り切れる類い稀な突破力と、両足から繰り出される正確なフィニッシュを取り戻せるだろうか。
まずは前年王者フロンターレに挑む開幕戦が、重要な試金石となる。
「本当に自分たちのサッカーをやることだけを目指して、チーム一丸となってキャンプから始まっているので、非常に楽しみです。見ている皆さんが楽しめるようなサッカーをお互いにできればいいと思っていますし、最後は自分たちが勝てればいいかなと思います」
仲川とマリノスのタイトル奪還に向けた戦いが、26日にいよいよ始まろうとしている。
【了】