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【写真:Getty Images】
ルーカス・バスケス(スペイン代表/背番号17)
生年月日:1991年7月1日(29歳)
20/21リーグ戦成績:18試合出場/2得点4アシスト
本来右サイドバックのファーストチョイスであるダニエル・カルバハルは負傷離脱を繰り返しており、バイエルン・ミュンヘンから戻ってきたアルバロ・オドリオソラも戦力になりきることができていない。そんな中、右SBとしての出場数を増やしているのが、カンテラ(下部組織)出身の17番だ。
爆発的なスピードや派手なテクニックなどを持っているわけではないが、この男には攻守における抜群の献身性がある。ジネディーヌ・ジダン監督にもそこを大きく評価されており、それが出場機会の増加に繋がっている。一時は放出候補にも挙がったが、やはりチームには必要なタイプの選手だ。
【写真:Getty Images】
ラファエル・ヴァラン(フランス代表/背番号5)
生年月日:1993年4月25日(27歳)
20/21リーグ戦成績:23試合出場/2得点0アシスト
昨季のチャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド16の2ndレグ、マンチェスター・シティ戦では二つの決定的なミスを犯し敗退の原因に。しかし、そこから多くを学び立ち上がったDFは、今季再び安定感あるプレーを披露している。第22節ウエスカ戦では、魂の2ゴールでチームを勝利に導いていた。
足元の技術は凡庸だが、高さ、強さ、速さが備わっており、様々なタイプの選手を無力化することを可能とする。それに加えクレバーな対応も光るなど、センターバックとしての能力は間違いなくワールドクラスの域にある。ただ、もう一段階レベルアップするには、リーダーシップの向上が必須。
【写真:Getty Images】
ナチョ・フェルナンデス(スペイン代表/背番号6)
生年月日:1990年1月18日(31歳)
20/21リーグ戦成績:11試合出場/0得点0アシスト
レアル・マドリードの象徴的選手であるセルヒオ・ラモスは、膝に問題を抱え離脱中。復帰は早くても3月下旬頃になると見られている。そんな絶対的ディフェンスリーダーの代役を現在担っているのが、今季でエル・ブランコ在籍11年目を迎えている31歳のナチョ・フェルナンデスである。
ベテランの同選手はセンターバックのみならず、左右両サイドバックもハイレベルに務めることが可能。身長180cmとDFとしては小柄だが、無暗に勝負し過ぎない堅実な守備対応に定評がある。また、ビルドアップ時にも大きく貢献することができ、ラファエル・ヴァランとの相性も極めて良い。
【写真:Getty Images】
フェルラン・メンディ(フランス代表/背番号23)
生年月日:1995年6月8日(25歳)
20/21リーグ戦成績:20試合出場/1得点0アシスト
一昨年の夏にレアル・マドリードへやって来たレフティーは、1年目からその存在感をしっかり誇示。それまで左サイドバックのレギュラーだったマルセロの負担を減らすどころか、同選手とのポジション争いを一歩リードするまでになった。今季も、ジネディーヌ・ジダン監督からの信頼は厚い。
足下のテクニックなどはやはりマルセロに及ばないが、サイドを一瞬で駆け上がるスピードと相手を弾き飛ばすフィジカルコンタクトの強さは目を見張るものが。精度はまずまずだが、ゴール前に放り込むスピーディーなクロスも持ち味である。ちなみに、いとこ曰くかなり料理が下手なようだ。