【写真:Getty Images】
先週行われたチャンピオンズリーグ(CL)のバルセロナ戦では、敵地カンプ・ノウでハットトリックを達成する衝撃的な活躍でパリ・サンジェルマン(PSG)を勝利に導いたFWキリアン・ムバッペ。このサッカー界の若きスターがCLでの初ゴールを挙げたのは、ちょうど4年前の2月21日のことだった。
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モナコに所属していたムバッペがCLデビューを飾ったのは2016/17シーズン。有望な若手選手として頭角を表していたが、まだレギュラー定着には至らず、グループステージでは3試合の交代出場にとどまった。だが決勝トーナメントを迎えるまでの冬の間にフランス国内では2度のハットトリックを達成するなどゴールを量産し、その存在はもはや並の若手選手の域を超越していた。
決勝トーナメント1回戦1stレグ、マンチェスター・シティとの試合でCL初先発を飾ると、ムバッペは早くも違いを見せつけた。1-1で迎えた前半40分、後方からのロングボールを受けてエリア内に抜け出し、18歳らしからぬ落ち着きでGKウィリー・カバジェロを破るシュートを突き刺してみせた。
この試合は最終的に3-5での敗戦に終わったが、2ndレグでも1得点を挙げたムバッペは逆転での準々決勝進出に貢献。続くボルシア・ドルトムント戦では2試合で3得点、準決勝のユベントス戦でもチーム唯一の得点を叩き出す。決勝トーナメントの6試合で計6得点を挙げる頃にはもはや新たな“怪物”として評価を確立させていた。
その後もムバッペの快進撃は止まらず、CLでは初ゴールからの4年間で計24得点。同年齢時のリオネル・メッシをも上回るペースで得点を重ねている。今後その記録がどこまで伸びていくことになるかは計り知れない。