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レッドスター対ACミラン、予想スタメン&プレビュー。イブラヒモビッチら温存濃厚、活躍が期待されるのは?【ELラウンド32】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

マッチプレビュー

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【写真:Getty Images】

 レッドスター・ベオグラードとミランが対戦するのは2006年8月22日以来。この時はチャンピオンズリーグ(CL)予選3回戦の2ndレグで激突しており、フィリッポ・インザーギとクラレンス・セードルフの得点でミランが2-1で勝利。2戦合計スコア3-1とした同チームが本戦出場を決めていた。果たして今回はどちらに勝利の女神が微笑むだろうか。

 レッドスターの自慢は守備にあるとみていいだろう。今季リーグ戦で複数失点を喫したのはわずか2回となっており、ELグループリーグで複数得点を許したのも第1節ホッフェンハイム戦の一度のみだった。ミラン戦では守備時5バックになることが予想されるが、イタリアの名門相手にどこまでディフェンスの強度を保つことができるか注目である。

 攻撃面で見ておきたいのは背番号4のミルコ・イバニッチだ。中央からサイドもこなすMFは今季リーグ戦ここまで17試合の出場で9得点4アシストを記録と好調を維持。キック精度が高く、ミドルシュートを高確率で枠に飛ばすことも、繊細なスルーパスでチャンスを演出することも平然とやってのける。同選手の働きが、ミランから勝利を奪うためのキーになるかもしれない。

 一方のミランは敵地で勝利を得ることはもちろん、2ndレグに向けできるだけ多くの得点を奪いたいところである。

 ただ、上記の通り守備を自慢とするレッドスターから複数得点を奪うことは容易ではないだろう。ミランはメンバーを落とすことが予想されるため、なおさらだ。また、イェンス・ペッター・ハウゲやブラヒム・ディアスなど、単独で仕掛けられる存在が2列目に足りていない点も少し不安と言える。「崩しの質」はミランにとって1stレグのキーワードになるかもしれない。

 注目選手は、ズラタン・イブラヒモビッチに代わり先発入りが予想されるマリオ・マンジュキッチだ。今冬フリーで加入した大型FWはゴールはもちろんのこと、2列目やその他の選手を生かすためにどれだけ最前線で起点となれるか、という部分も非常に重要となってくる。とくに、こちらも先発入りが濃厚とされる同じクロアチア人のアンテ・レビッチとの連係に期待したいところだ。

 マンジュキッチはミラン加入後、まだ公式戦でスタメン入りを果たしたことがない。ここでスタートから起用され、しっかりと結果を残すことができれば、選手本人としてもチームとしても大きな自信を得ることになるだろう。

【了】

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