【写真:Getty Images】
冬の移籍市場最終日にリバプールからサウサンプトンへの電撃移籍が決定し、今季の残り期間をサウサンプトンへのレンタルの形で過ごすことが決まった南野拓実。地元紙『リバプール・エコー』は12日付記事で、南野が来季以降再びリバプールでプレーできるのかどうかについて見通しを論じている。
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昨年12月にはリバプールで待望のプレミアリーグ初ゴールを挙げた南野だが、その後はほとんど出場機会がなくなり、レンタルを決断。サウサンプトンではデビュー戦で早速初ゴールを挙げる幸先の良いスタートを切った。
だが基本的に、「ある選手がリバプールをレンタルで離れる時、それはレッズでのキャリアの終焉である傾向が強い」と『エコー』紙。他クラブで出場経験を積むことは、その後のリバプールでの活躍への準備となることが期待されるが、「実際にそうなることは非常に稀」と述べている。
ユルゲン・クロップ監督の就任以降に限っても、多くの選手がレンタルからそのまま完全移籍で他クラブに去って行ったとして前例を紹介。レンタルからの復帰後にリバプールでプレーしている選手はFWディヴォック・オリジやDFナサニエル・フィリップスなどわずかであり、その2人も主力にはなりきれていないとしている。
南野に関しても同様の未来が待っているのではないかとの見方もあるが、そういった傾向に変化の兆しも見え始めていると地元紙は語る。特に現在の主力攻撃陣の年齢が高くなりつつこともあり、南野には「過去のレンタル選手の多くができなかったことを達成できる望みもある」と見通しを示した。
さらに、チャンピオンシップ(2部)のブラックバーンにレンタルされ活躍している17歳のMFハーヴェイ・エリオットもこれまでのレンタルとは異なる例として言及。まだ若いエリオットはリバプールへの復帰が期待されていることが明白であり、戦力外の選手の放出の前段階としてだけでなく成長させるためのレンタルも行われるようになった例として挙げている。
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