ロシア育ちのベトナム代表GK
【写真:Getty Images】
GK:ダン・バン・ラム(だん・ばん・らむ/背番号1)
生年月日:1993年8月13日(27歳)
前所属: ムアントン・ユナイテッド(タイ)
20/21リーグ戦成績:12試合出場/18失点
母親がロシア人で、生まれも育ちもロシア、10代の頃はスパルタク・モスクワやディナモ・モスクワといった名門のアカデミーにも在籍した経験を持つベトナム代表GKだ。しかし、プロキャリアは順風満帆ではなかった。
父親の母国ベトナムでプロ選手として歩み始めたが、ラオスへの期限付き移籍、ロシアのアマチュアリーグや4部リーグでのプレーも経験。それでも2015年にベトナムへ戻ると徐々に台頭。直近は東南アジ最高峰のタイ1部リーグに参戦し、強豪ムアントン・ユナイテッドを最後尾から支えていた。
ベトナム代表としては2018年に東南アジアNo.1を決めるAFFスズキカップで優勝を果たし、2019年のアジアカップ準々決勝では日本代表とも対戦した。もちろんJリーグは初挑戦だが、背番号「1」を与えられるなど期待は大きい。絶対的守護神に君臨する韓国代表のキム・ジンヒョンを脅かす存在になれるか注目だ。
【了】