【写真:Getty Images】
「今季最も美しいパス」とも評された超ロングパスを含めた好プレーを披露したことで、フランクフルトの鎌田大地がドイツメディアからの注目を高めている。『シュポルト1』は9日付記事で鎌田を特集し、ファンからの評価が大きく割れる選手でもあると伝えた。
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鎌田は7日に行われたブンデスリーガのホッフェンハイム戦で2得点に絡むなど3-1の勝利に貢献。特に3点目の場面では自陣から相手陣内逆サイドへ50メートル以上のロングパスを通して絶賛された。
「(観戦者は)数秒間息を止め、畏怖を込めてピッチを見つめた。ファンであれば歓声を上げ、相手サポーターも少なくとも称賛の拍手を送った」「ワールドクラスのレベルとしか言いようがない」と『シュポルト1』はホッフェンハイム戦でのパスを振り返っている。
だが鎌田は、「周囲を二分して議論を引き起こす」選手であるとも同メディアは表現。過去2シーズンのフランクフルトで特に多くゴールに関与している選手の一人であるにもかかわらず、ファンからの評価は賛否両論であるとしている。
その理由は鎌田の「ボディランゲージ」にあると分析。「無造作な様子や、少しやる気がないような様子を見せることもある」「デュエルの激しさのなさを責められる。結果を出さなければすぐに交代を求める声が強くなる」と述べている。
それでも鎌田は「フランクフルトのファンが選手に求めるような熱さではなく、プロフェッショナルらしいクールさで輝きを放つ」とスタイルを理解。チームが好調な戦いを続ける中、「ホッフェンハイム戦のようなプレーを続ければ周囲の議論もすぐに沈黙させられるだろう」と見通しを示した。
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