東京五輪世代の万能型
【写真:Getty Images】
MF:原輝綺(はら・てるき/背番号4)
生年月日:1998年7月30日(22歳)
前所属:サガン鳥栖
2020リーグ戦成績:28試合出場/0得点0アシスト
アルビレックス新潟でプロデビューした原輝綺は、将来が楽しみな東京五輪世代の一人である。2016年に行われたAFC U-19選手権では影のキーマンとなって優勝に貢献。2019年にはコパ・アメリカに挑む日本代表メンバーにも招集され、初戦のチリ代表戦(0-4)でデビューを果たしていた。
本職はボランチだが、左右のサイドバックやセンターバックも高いレベルで務め上げるなど実に万能。身長180cm・体重72kgの体格を活かした対人戦の強さが光り、ドリブルで縦に仕掛けたり、SB起用時には偽SBのような動きも取り入れ味方を活かしたりするなど、プレーの幅が広い点も魅力だ。
複数のポジションをハイレベルにこなす原の存在は、ミゲル・アンヘル・ロティーナを新監督に迎えた清水エスパルスにとって貴重なものとなるはず。ただ、選手本人はもちろん「器用貧乏」に終わるつもりはないだろう。強力なライバル達に競り勝ち、レギュラーの座を奪うことができるか。
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