【写真:Getty Images】
第二次大戦期のイタリアの独裁者ベニート・ムッソリーニのひ孫であるサッカー選手が、ラツィオの下部組織で頭角を表しつつあることに注目が集まっている。伊紙『イル・メッサッジェーロ』などが2日に伝えた。
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現在18歳のその選手の名はロマーノ・フロリアーニ・ムッソリーニ。父親と母親両方の姓を名乗っており、「ムッソリーニ」は母方の姓にあたる。
その母親アレッサンドラ・ムッソリーニはイタリアの有名人。ベニート・ムッソリーニの孫娘であるだけでなく、女優ソフィア・ローレンの姪でもあり、女優・歌手を経て政治家として活動した。現在は政界から引退した状態となっている。
右サイドバックを本職とし、センターバックとしてもプレー可能だというロマーノは、ラツィオのプリマヴェーラ(U-19チーム)に最近引き上げられた。プロ選手となることを目指し、まずはプリマヴェーラでのデビューを待っている状況だという。
ユースレベルでロマーノを指導したコーチのマウロ・ビアンケッシ氏は、“ムッソリーニのひ孫”であることは選手としての彼に影響していないと主張。「彼のことは気に入っているよ。有望に見えるね」「彼の両親と話をしたことはないが、大事なのはプレーするに値する選手であるかどうかだけだ」と伊紙『ラ・レプッブリカ』にコメントしている。
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