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Jリーグ 4年前

J1全20クラブ総合評価ランキング。優勝候補のA判定、苦戦予想のE判定はどこ?【2021年版】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

E評価

アビスパ福岡

 J1昇格にあたって各ポジションに補強を施した。奈良竜樹や宮大樹、志知孝明、杉本太郎、渡大生、ジョルディ・クルークスといった新戦力にかかる期待は大きい。昨季J2で11得点を挙げた遠野大弥や守備の柱に成長した上島拓巳も抜けたが、戦力はアップしている。それでも決して潤沢なタレントを揃えているわけではなく、4チーム降格の今季は以前昇格した頃よりも厳しくシビアな戦いを乗り越えていかねばならない。

サガン鳥栖

 決して資金的に恵まれないなかでも多くの選手を獲得した。ただ、勝利を確実に拾っていくにはナイジェリア人のチコ・オフォエドゥやケニア人のイスマエル・ドゥンガといった、新加入のアフリカ人ストライカーの活躍が不可欠。ある意味ギャンブル的要素が強いか。ただ、キム・ミョンヒ監督の指向するサッカーは明確で、新たなチャレンジに意欲的な姿勢は魅力的だ。

ベガルタ仙台

 手倉森誠監督が8年ぶりに復帰した。ジュビロ磐田から上原力也、グランパスから秋山陽介、浦和からマルティノスなどを獲得。とはいえ戦力の総合値はJ1でも最低クラスで、厳しい戦いを強いられることは容易に想像できる。昨季は17位で、36得点61失点と得点力にも守備力にも不安を抱えていた。どちらの課題も解決できなければ、4チーム降格の今季は厳しい現実を突きつけられるかもしれない。

湘南ベルマーレ

 昨季はリーグ戦で6勝しか挙げられず、最下位に終わった。J1最少の29得点と、攻撃力不足は深刻だった。オフには鈴木冬一がスイスへ、齊藤未月がロシアへ旅立った。一方、ウェリントンが7年ぶりに復帰し、ポルティモネンセからウェリントン・ジュニオールが加入。ギラヴァンツ北九州から加入した町野修斗らにも期待がかかる。それでもチームとして相当な成長がなければ、残留争いからは逃れられないだろう。

【了】

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