サウサンプトンとは?
【写真:Getty Images】
イングランド南部のハンプシャー州をホームタウンとするサウサンプトンは、1885年に創設された歴史あるクラブ。75/76シーズンには2部リーグに所属しながらFAカップで勝ち進み、マンチェスター・ユナイテッドを決勝で破ってクラブ史上唯一となるタイトルを獲得している。
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近年は多くの有望な選手をビッグクラブへと輩出する育成型クラブとして知られている。テオ・ウォルコット、アレックス・オックスレイド=チェンバレン、ガレス・ベイル、ルーク・ショー、アダム・ララーナと、下部組織出身の選手は枚挙にいとまがない。
ピエール=エミール・ホイビュルクやフィルジル・ファン・ダイク、サディオ・マネ、デヤン・ロブレンら国外出身の選手もサウサンプトン出身。サウサンプトンでの活躍を経てビッグクラブへとステップアップしている。
現在指揮を執るのは53歳のラルフ・ハーゼンヒュットル。オーストリア出身で、2018年12月にサウサンプトンにやってきた。
インゴルシュタットを1部昇格と残留に導いた手腕が評価され、16/17シーズンにライプツィヒの監督に就任した。目覚ましい発展を遂げ、クラブ史上初めてブンデスリーガで戦うチームを率い、2位と躍進。翌シーズンは6位と低迷したが、その功績を見初めたサウサンプトンが招聘している。
ハーゼンヒュットルはピッチ上の選手全員がハードワークするスタイルを好む。サウサンプトンではライプツィヒ時代の1年目に重用した4-2-2-2の布陣を用いて、縦に速いサッカーを標榜しているが、ところどころで柔軟な戦いを見せており、決してそれに固執するわけではない。
ハーゼンヒュットルが指揮を執ったライプツィヒと、南野拓実が1年前までプレーしていたザルツブルクは、同じレッドブルグループの傘下で、ラルフ・ラングニックが持ち込んだエッセンスを色濃く残す。南野がザルツブルクで残した実績とリバプールで揉まれた経験は、サウサンプトンで大いに役立つことだろう。