【写真:Getty Images】
ロシア1部ルビン・カザンのオレグ・ヤロヴィンスキーSD(スポーツディレクター)が、冬の移籍市場で新たに加入したMF齊藤未月への期待を語った。ロシア『スポルト・エクスプレス』が1日に同SDへのインタビューを伝えている。
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齊藤は湘南ベルマーレからの期限付き移籍でルビン・カザンに加入。2月末に予定される国内リーグ再開に向けてトレーニングキャンプに参加している。
「サイトウは我々がずっと探していた守備的エリアの選手だ」とヤロヴィンスキーSDはコメント。日本での実績により実力に疑いの余地はなく、獲得を決めるかどうかは「金銭面の問題でしかなかった」が、比較的低い年俸での無料レンタルという条件で合意できたと説明している。
純粋な守備的MFとしては24歳のデンマーク人オリバー・アビルゴールがレギュラーとしてプレーしていることもあり、齊藤のポジションは「もう少し高い位置だと考えている」とのこと。だが「基本的にポリバレントな選手であり、どこでもプレーすることができる」と柔軟な起用法を示唆した。
ルビン・カザンには韓国代表MFファン・インボムも所属しているが、特にアジア市場を意識しているということはなく「単に選手としてのクオリティーの問題だ。彼らがアジア出身であるのは偶然でしかない」とヤロヴィンスキーSD。だが「インボムやサイトウのようなレベルの選手を、欧州で同じ金銭的条件で見つけるのは難しい」とも説明している。
アジア出身の選手には適応の難しさもあるが、入団会見にも英語で応じていた齊藤にコミュニケーション面の問題はないようだ。「彼の英語は素晴らしい。ハイレベルだ」と称え、「彼には次のステップが必要だった。ルビンの選手になってくれたのは良いことだ」とロシアでのさらなる飛躍を期待している。
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