日本サッカー協会（JFA）は29日、なでしこジャパン（日本女子代表）が参加予定だった来月18日から米国で行われる「SheBelieves Cup 2021」の不参加を発表した。JFAの公式サイトで伝えられている。

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　JFAは新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、米国遠征の不参加を決定したと発表。また、直前の国内トレーニングキャンプも行わない予定である。なでしこジャパンを率いる高倉麻子監督はJFAの公式サイトを通じて以下のようにコメントしている。

「アメリカサッカー連盟が主催し2年前から招待頂いているSheBelieves Cupですが、残念ながら今年は不参加という結論になりました。毎年素晴らしい舞台を準備、提供してくださっているアメリカサッカー連盟の方々にはあらためて感謝の気持ちと御礼を申し上げたいと思います。この遠征がなくなることで貴重な実戦の場はなくなりますが、難しい状況にあるのは全世界どのチームも同じです。どんなことが起きようと、私たちは今、与えられた環境でベストを尽くし、東京オリンピックに向けて万全の準備を進めていきます。昨年10月、11月に再開した国内キャンプでチームの成長に確かな手応えを感じることができたので、継続性を大切にし、前進することを止めず、チーム力を上積みしていきたいと思います」

　今大会は今月18日~24日にかけてフロリダ州オーランドで行われる予定。FIFAランキング1位のアメリカ代表を始め、ブラジル代表やカナダ代表という強豪国と対戦できる貴重な強化試合。しかし、新型コロナの感染状況を鑑み、JFAは今大会の出場を見送った。

【了】