2位:財務問題解決のために放出
【写真:Getty Images】
MF:アルトゥール(ブラジル代表)
生年月日:1996年8月12日(24歳)
所属クラブ:バルセロナ→ユベントス
移籍日:2020年9月1日(当時24歳)
移籍金:7200万ユーロ(約86億4000万円)
20/21リーグ戦成績:11試合出場/1得点0アシスト
グレミオからバルセロナにやって来たMFは、当初「シャビの再来」と称され、クラブのこれからを担う存在とも言われていた。ただ、時間が経つにつれ評価は一変。無難なパスが多く攻撃に迫力が生まれないと批判を浴びることが増え、プライベートにおける行動もかなり問題視されていた。
とはいえブラジル代表戦士は20代前半。伸びしろは十分だった。ただ、そんな同選手をバルセロナはあっさり手放してしまった。放出理由のほとんどは財務上の問題処理のため。しかもトレードの相手は30代のミラレム・ピャニッチだったのである。これにはサポーターも不満を露わにしていた。
こうして「お金」によってバルセロナを放出されたMFはユベントスに加入。セリエA1年目、そしてチーム自体がまだ構築中ということもあって絶対的な主力になれているわけではないが、視野の広さや非凡なパスセンスはイタリアの地でもしっかりと発揮されている。今後にも期待だ。
【次ページ】1位:新監督の下で変化なるか