【写真:Getty Images】
スペイン1部レアル・マドリードの下部組織に所属し、次世代のスター候補として期待を高めている“ピピ”ことMF中井卓大。マドリード週刊紙『ケ!』も中井に注目し、27日付記事で現状について伝えている。
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「ピピ、レアル・マドリードのカンテラ(下部組織)で輝きを放ちつつある日本の真珠」と同紙は中井を紹介。少年時代から家族とともにスペインに渡った経歴などを振り返り、「クラブ下部組織の有望株の一人だとみなしている者がすでに大勢いる」と述べている。
トップレベルの選手の移籍金高騰などの情勢も影響し、マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長は有望な若手選手を集めて育てる方針にシフトしてきたと解説。マルティン・ウーデゴールや久保建英などに続いて、中井もその方針に沿ってクラブに加えられた選手の一人だとしている。
プレースタイルについては「中盤のあらゆるポジションでプレーできる」が、特にプレーを組み立てチームを操る能力が際立っているとして、トップチームのMFルカ・モドリッチに似た部分のあるタイプだとしている。技術だけでなくハードワークの姿勢や献身性も際立っていると評した。
現在の所属はU-17チームにあたる「フベニルB」だが、カスティージャ(Bチーム)を率いるラウール・ゴンサレス氏からも声がかかり、ジネディーヌ・ジダン監督率いるトップチームの練習にも何度か参加。「ジダンの目も奪い始めているこの日本人に大きな期待がかけられている」と述べている。
注目の若手選手としてスペインや欧州他国のメディアで取り上げられる機会が増えている中井。日本サッカーの未来を背負う選手となるのだろうか。
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